<   2011年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

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フヂちゃん:「わぁ〜、随分山の中に来たね〜。」

お母さん:「フヂちゃん、お父さんのお話に夢中で、外の景色、全然観てなかったでしょ。」

お父さん:「もうすぐ、宵町駅に着くね。」

フヂちゃん:「駅に着いたら、どうするん?」

お母さん:「駅から宵山の山頂まで、歩いて行って、お弁当を食べるのよ。」

フヂちゃん:「ヨイヤマって、どんな山なん?」

お母さん:「色んな魔法のかかった、面白い山よ。」「でも、迷子になり易いから、気を付けてね、フヂちゃん。」

フヂちゃん:「え〜、迷子になるん?」

者掌さん:「間もなく〜宵町駅に到着いたしま〜す。」

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お出口は右側です
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by yamadorikoubou | 2011-09-29 21:36 | フヂちゃん
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お父さん:「肉体を持った大きなソチは「ソドム」、人間と同じソチは「ソデム」と呼ばれるようになってね・・・」

お父さん:「それが不思議な事に、身体の大きさは全く違うのに、身体の重さは、二人とも同じでね、大体20キロくらいしか、ないんだよ。」

フヂちゃん:「それで、者掌さんは身軽なのね〜。」

お父さん:「だけどね、頭の中身は違っていてね。」

フヂちゃん:「中身って?」

お父さん:「元々そうなのか、殻と一緒に中身が少し、痛んでたのか、解らないけれど・・・ソドムのほうは、言葉を理解したり、話したり、する事が出来なくてね・・・」

お父さん:「一方、ソデムのほうは、人間と同じくらいの知能を持っててね、言葉を覚えて、人間の社会に馴染む事も出来たんだよ。」

フヂちゃん:「ぢゃあ、最初に生まれたナムチは、どうだったの?」

お父さん:「ナムチはね、身体は小さいけれど、とても頭が良くて、人間より知能が優れてたらしいよ。」

フヂちゃん:「ナムチは、生まれてからどうなったの?」

お父さん:「それはね、今度また、ゆっくり話してあげるね。」


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by yamadorikoubou | 2011-09-21 21:12 | フヂちゃん
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お父さん:「ツボ蜂の運んで来た泥で、殻は直されたけど、何せ数千年前の「バンコのタネ」だからね、ソチの炎の熱や、体温にどれだけ耐えられるか、解らなかったから、研究者は冷たい炎のソチを、使ったの。」

フヂちゃん:「冷たいほのお?」

お父さん:「火を使わない炎でね、つまり電気の明かりを、使ったのよ。」

フヂちゃん:「あ〜、それで電者になるの?」

お父さん:「それだけって、訳ではないけれど、とにかく、2つの脳は、冷たい炎のソチの頭に移されたのね。」

フヂちゃん:「一つは、オロチみたいに大きくなる「脳」なんでしょ?」

お父さん:「うん、だから、身体を持った巨大なソチが、突然現れた時は、研究者や周りの人達は、随分ビックリしたろうね。」

フヂちゃん:「でも、一番ビックリしたのは、大きくなったソチのほうだったり、してね。」

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by yamadorikoubou | 2011-09-20 00:20 | フヂちゃん
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フヂちゃん:「バンコに、新しい脳は貰えなかったの?」

お父さん:「人間とバンコは、もう2千年近く前から、繋がる事は出来なくなってるのよ。」

フヂちゃん:「なんで?」

お父さん:「多くの時代の王様が、神様の名前を使って、自分の力を強めようとして、神話が文字で記録されるようになると、あちらとこちらの境界が閉ざされてしまってね・・・。」

フヂちゃん:「ふ〜ん??・・・ぢゃあ、殻はどうしたの?」

お父さん:「特別な泥で直したの。」

フヂちゃん:「どろ?」

お父さん:「当時の学者達は、世界中で文字に記録されてない、神話を集めてたのだけど、その中から、泥で人間を作る、女神の神話に注目してね・・・」

お父さん:「・・・呪術家がまじないを掛けた、ツボ蜂を100匹ほど、神官の祭祀で神話の世界に送ったのよ。」

フヂちゃん:「ツボ蜂ってなに?」

お父さん:「泥を使って、ツボの様な巣を作る蜂のことよ・・・ただね、この女神が使う泥は、アリ達が、神話の世界の地下深くから運んで来た、特別な泥でね・・・」

お父さん:「ツボ蜂が、泥を盗みに来たのを知ったアリ達は、必死に抵抗したらしくて、こちらの世界に帰って来たのは、十数匹だったそうよ。」

フヂちゃん:「帰れなかったツボ蜂、かわいそう〜。」

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トックリ蜂
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by yamadorikoubou | 2011-09-11 21:16 | フヂちゃん
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お父さん:「その2つの殻付きの脳はね、今から150年くらい前に、外国の考古学者達が、王宮の遺跡から発掘したのよ。」

フヂちゃん:「そこにあるって、何でわかったん?」

お父さん:「古い文字で書かれた、伝承を解読して、場所が解ったんだって。」

フヂちゃん:「ふ〜〜ん。ぢゃあその人達は、それで電者を作ろうと、思ったのね。」

お父さん:「いやいや・・・それがもっと、違った事に利用される為に、発掘されたんだけどね。」「でも、先ずはその殻付きの脳を、元通りにする事から、始めないといけなかったのよ。」

フヂちゃん:「あ、そうか。バンコが壊してたのよね。」


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by yamadorikoubou | 2011-09-08 02:04 | フヂちゃん
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お父さん:「新しく生まれた命はね、「小さく賢い者」という意味の、「ナムチ」という名前を貰ったの。」

フヂちゃん:「あ、ぢゃあ、人より小さな身体の生き物だったのね。」

お父さん:「うん。身長が40センチくらいだったらしいよ。」「でも、その当時の人達は、他の壊れた2つの殻付きが、人より大きくなったり、同じ大きさになったりする、違いが有る事を、知らなかったのよ。」

フヂちゃん:「なんで?」

お父さん:「だって、その2つの殻付き脳は、王宮の倉庫の奥深くにしまい込まれたまま、数千年の間、土の中で眠っていたからね。」

フヂちゃん:「あとから、誰かがそれを見付けて、解ったの?」

お父さん:「どうすれば、そうなる事が、解ると思う?」

フヂちゃん:「あ〜〜〜!大きな身体になる殻付きって・・・」

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by yamadorikoubou | 2011-09-06 00:52 | フヂちゃん
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お父さん:「まだまだ、オロチから後の話しがあるのよ・・・王様はね、殻の無い脳が失敗の原因と知ると、もう一度バンコ神のお祀りをして、殻の付いたクルミを供えたの。」

フヂちゃん:「ぢゃあ今度は、殻の付いた脳が3つ貰えたのね。」

お父さん:「ところがね、殻付きのクルミを供えられた事に、腹を立てたバンコ神は、殻付きの脳を人間に授ける時に、天から地上に投げつけて、よこしたものだから、3つのうち、2つが壊れてしまってね・・・。」

フヂちゃん:「あ〜あ、勿体ない。」


お父さん:「それでも、術者達は、バンコ神から授かった、残り1個の殻付き脳を、ソチの頭に埋め込む事が出来たのよ。」
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フヂちゃん:「ソチは、またオロチみたいに、大きくなったの?」

お父さん:「実はね、バンコ神が人間に投げてよこした、3つの殻付きの脳はね、人間より大きくなる生き物、人間と同じ大きさの生き物、人間より小さな生き物、の3つの種類があったのだけど、その中で割れずに、人間の手に渡ったのは・・・。」


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by yamadorikoubou | 2011-09-03 21:36 | フヂちゃん