フヂちゃん38:冷たい炎
お父さん:「ツボ蜂の運んで来た泥で、殻は直されたけど、何せ数千年前の「バンコのタネ」だからね、ソチの炎の熱や、体温にどれだけ耐えられるか、解らなかったから、研究者は冷たい炎のソチを、使ったの。」
フヂちゃん:「冷たいほのお?」
お父さん:「火を使わない炎でね、つまり電気の明かりを、使ったのよ。」
フヂちゃん:「あ〜、それで電者になるの?」
お父さん:「それだけって、訳ではないけれど、とにかく、2つの脳は、冷たい炎のソチの頭に移されたのね。」
フヂちゃん:「一つは、オロチみたいに大きくなる「脳」なんでしょ?」
お父さん:「うん、だから、身体を持った巨大なソチが、突然現れた時は、研究者や周りの人達は、随分ビックリしたろうね。」
フヂちゃん:「でも、一番ビックリしたのは、大きくなったソチのほうだったり、してね。」
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by yamadorikoubou
| 2011-09-20 00:20
| フヂちゃん